『お厚いのがお好き?』

http://www.fujitv.co.jp/jp/b_hp/oatsui/index.html
フジテレビ深夜枠。番組宣伝によると、

世界で最も難しい本を、世界で最も易しく読み解くテレビ番組。

だそうである。企画・構成は『カノッサの屈辱』、『禁じられた遊び』で同じくフジテレビ深夜(日産提供)枠担当の小山薫堂
昨晩第2回の放送があったので見てみた。お題は、『ツァラトゥストラはかく語りき』。言わずとしれたドイツの哲学者ニーチェの著書である。当然のように私は未読。
「神は死んだ」、「永遠回帰」といったテーマをわかりやすく説明してあったと思うが、比喩がつまらんなあ。笑いに冴えがない。特に、本書におけるツァラトゥストラニーチェの関係を、柴咲コウとRUIの関係に例えるのはどうかと思う。
ちなみにツァラトゥストラとは、「ゾロアスター」のドイツ語読み。「ロックは死んだ」と言ったのはSex Pistols。「映画は死んだ」と言ったのはジャン・リュック・ゴダールである。
こういう番組は本好きとして見てしまうのだが、読んでもいないのに読んだ気にさせられてしまうのは良いことなのだろうかどうなのか。来週は『兵法』だそうです。