漸く、ようやっと年賀状が全て(おそらく)届きました。いくらなんでも二週間は遅すぎるだろ。郵便局に文句言ってやろうかと真剣に考え中。なんなんだ一体。そんなわけで、これからお返事書くので遅くなりますです >各位。
昨日届いた通販生活を夢中で読んでいた。メディカル枕は試してみたいけど、枕って人によって合う合わないが激しいから、おいそれと1万円は出せない。悩みどころだ。それにしても通販雑誌って危険だ。欲しい物がありすぎる。先日、ともさんのところで話題になっていた積ん読用書棚サピエンスも確かにいい。ちょっとオシャレですらある。だけど基本的に文庫派の私の場合はあまりオシャレな棚になりそうにない。積ん読はサピエンスに納まる範囲で、とでも決めるのは有意義だが。
ドラマ『優しい時間』。完全に若年層は意識していない作りのドラマですな。二宮和也長澤まさみ以外の主要出演者の平均年齢出したら50近いだろう。テンポもとてもゆったりだし、エピソードも起承転結の形式ではない。だけど、これは好きだなあ。まず『北の国から』以上に風景が美しい。同じ富良野を舞台にしても、印象がかなり違う。どちらかといえば画的にはカナダが舞台だった『ライスカレー』を思い出す。時任三郎が出てたから余計に。亡くなったはずの大竹しのぶのシーンもまったく普通に描かれていて、回想シーンでの大竹しのぶの涙にはもらい泣き。ちょうどドラマの前の番組である『みなさんのおかげでした』の食わず嫌い王選手権で石橋貴明が「はじめての本読みの時(『火の用心』の時ですな)、先生に「…とか。の意味がわかってねえ」と叱られたのを思い出す」と言っていたが、まさしく倉本聰の真骨頂である「…、。」芝居だった。好きなんだよねえ、こういうの。
おそらく、父と子の交流を軸に、毎回周りの人間のエピソードの積み重ね、という形式になるんではなかろうか。二宮和也長澤まさみと恋愛も描きつつ、になるんだろうが。長澤まさみの役名が「皆川」で、二宮和也が働いている窯の名前が「皆空窯」だったから何か関係が(特に長澤まさみが皿を割ってしまう癖を持つことと)あると思っていたんだけど、あっけなく皆空窯に現れたところをみると穿ちすぎだったのか。二宮和也のキャラクター設定がいまひとつ飲み込めない(モノローグや余貴美子相手のときは普通の青年なのに、長澤まさみに対してはやたらとぞんざいで大人ぶった口調になる)のだが、これも見ていくうちにわかってくることなのかな。非常に倉本聰らしいドラマです。倉本ドラマが好きな人はいいだろうけど、ダメな人は多分ダメだと思う。私は大好きなので毎週見ます。