明日に迫った後輩の結婚式のために、昨晩はまたもカラオケボックスで司会の練習。今回はコンビ芸(芸?)なので、相方との合わせが必要だったので、それもあって。うーん、二週間前にひとつこなしたばかりだというのに、やはりまだまだ口の滑りが悪いなあ。鼻が詰まっていたせいもあって発声がうまくいかない。明日に向けて体調を整えよう。
ということもあって、ここのところの疲れを癒すため、今日は午前半休をいただいて、ゆっくり眠っていたわけですが、朝起きてテレビをつけたら『ガイアの夜明け』の再放送がやっていた。「今、本を売りにいきます」(わかりやすいパクリだ)という内容の回で、出版不況に追い込まれた出版業界にスポットを当てたものだ。内容としては「Y世代」と呼ばれる20代までの若年層をいかに惹きつけるか、というもので、『Deep Love』の作者Yoshiと、『ザ・エージェント』の作者で日本発のエージェント会社を立ち上げた鬼塚忠をメインに扱っていた。まあ、正直大した内容ではなかったんだが、インタビューの中でYoshiが言っていた「音楽にはインディーズがあるけど、本にはない」という発言がちょっと面白かった。『Deep Love』自体は本読みの間ではけなされまくってるし、私も読もうとすら思わなかったけど、作者自身は様々なマーケティング戦略を意識しているということはよくわかった。その意味では、面白い存在だね。エージェントの方は、普通に大手の出版社の編集者とかが訪ねてきて企画を買って行く姿を見て「ああ、ここまで来たのね」と。中には「新人発掘は私には出来ない」と断言する編集者もいて、出版社の体質自体が変わってきたことを如実に感じさせた。出版業界も専門性が高められて分業化、アウトソーシングが進むと考えていいんだろうな。遅れすぎだけど。