人間の脳はその何割かしか使われていない、とよくいわれる。と、同時に脳を損傷した人の場合、本来ならば損傷してしまった部分が担っていた機能を他の部分が補って働きはじめたりすることもあるそうだ。そう考えた時、使われていないといわれる脳の大部分はもしかしたらある種のバックアップ、もしくはミラーサーバの様な役割のためにあるんではないだろうか、と思った。
普段の暮らしの中でも脳味噌ほど使われている機能は他にはないわけで、だからといって四六時中使い続けていたらいつかはパンクする。そういう場合でも脳の損傷と同じく、「ここが今疲れて機能不全状態になりかけてるから、そっちで代用して」みたいなことが起こってるんじゃないかと。なんかいつもと頭の働きが違う、とか「ド忘れ」とかはそうしたことで起こってるんではないかと。だから厳密には通常使われている脳の機能は何割かだが、結果的には全ての機能を使ってるんじゃないだろうか。
なんつーことをCPU占有率とか見てて思ったとさ。
姑獲鳥の夏』再読中。ノベルスだとあんなに威圧感のあった文字の量も文庫だとそう感じない。文庫でなら読み続けられそうな気がするぞ。