キレイなおねえさんが好きです!(なんか宣言しておきたくなった)。
金曜日は退社後に三省堂神田本店で行われた「原りょう翻訳ミステリを語る」に行って参りました。三省堂の8階に行くのは初めてだったけど、普段は倉庫のようで、ちょっと雑然としすぎていたような。いつものようにアネックスの方でやればいいのに。
このトークショーは早川の『ミステリマガジン』創刊50周年記念ということで、土日にも引き続き演者や内容を変えて行われるもの。だからなのか、会場がせせこましい割に、入り口付近では物々しい方々が何人かいて、テレビカメラまで入っていた。もしかしたら「ミステリチャンネル」とかで流れるのかもしれません。
会場に着いてみたら、まさかいらっしゃるとは思ってなかったAさんとバッタリ会い、久々に某ミス研のKくんと会ったり。ギリギリでSさんが到着してトークショー開始。
原りょうトークショーは2年前の『愚か者死すべし』で一度体験しているのだけれど、やはり話し自体は得意なタイプの方ではないので、盛り上がりには欠ける。内容的には原りょうのエッセイである『ハードボイルド』の内容をなぞるような形で、翻訳ミステリの作家の名前が挙げられていき、それについて原りょうが語っていく。かなり自分と好みが一致するので、「そりゃ自分が原りょうの作品を好きなわけだ」と改めて思う。
ちなみに沢崎シリーズの新作ですが、二年前に「早く書くメソッドを手に入れたので次は一年以内に」と仰っていたが、現時点では「今年中には、いや、それを超えたとしても大幅に遅れない範囲で…」ということのようだ。それでもまた9年待たされるよりは遥かにいいので頑張って欲しい。
やはりトークショー後にサイン会があって、それなのに自分は家から著作を持ってくるのを忘れていてどうしようかと悩む。受付で原りょうの作品だけでなく、早川文庫で、今日の話題に上った作品が何作か置いてあるのだが、これまた全部持っている。仕方がないので『私が殺した少女』を購入し、サインをいただく。まあ、好きな作品だから2冊あって困ることはない。
その後、KくんとSさんのおかげで某ミス研グループとAさんと共にご一緒させていただき食事へ。今の大学生のミステリ観について生の言葉が聞けたり、出身大学だったので、現在の大学周りの風景について「ええ、なくなっちゃったの?」とかそういう話をしたり。大変貴重な時間でした。若いっていいなあ。
土曜日は買い物後、某オフの二次会に合流。弄ったり弄られたりで楽しい時間を過ごす中、目下の「名言吐き」であるNっちが「願い下げです」に続き再び名言を吐く。そして放出されて大喜びのMを処分したり、共有したりしなかったり。
二次会の後、お金がないのでよくわからないハンドル名の人と「お金がないからお茶して帰ろう」と話をしていたらなぜか全員お茶することとなり(お酒飲みたかった人スミマセン)、新宿のファミレスへ。『密室彼女』の感想戦に端を発し、それぞれの感覚や意識問題についてまで話題が広がる。正直、ここまで突っ込んだ話が出来るとは思っていなかったので、思っていた以上に有意義かつ楽しい時間だった。自分自身も言語化することで最近おぼろげに思っていたことが明確化された。楽しいということ以上のものを得ることができたので、このオフに行ってホントに良かった。嬉しいお誘いもあったし。やはり今後も止まらずに動いていきたいと再度確認。
いい気分で帰宅したのだが、今日の買い物でひとつ大きな失敗をしていたことに気づき、ショック。あまりにショックで寝つけず悶々とする。あー、もうなんだかなあ。
んでもって睡眠不足気味な体で日曜日は鎌倉へ。久々にZとお出掛け。鎌倉も本当に久し振りだった。午前中の天気が微妙だったせいあるし、紫陽花にはまだ早い時期だったので比較的空いていた。江ノ電で長谷に向かい、長谷寺と大仏を見学。長谷寺では早咲きの品種の紫陽花は咲いていた。逆に曇っていたので暑過ぎることもなくいい陽気。長谷から鎌倉駅まで散策して、鎌倉駅からバスに乗り、石釜ガーデンテラスへ。相変わらず浄妙寺は鎌倉の喧騒から離れてまるで京都にでもきたかのような静けさ。カッコウやウグイスが鳴いている。「ホーホケキョ」なんてリアルで聞いたのがいつ以来だか思い出せない。こうした空間に足を踏み入れること自体が久し振り。やはり自然と、その感覚を忘れてはいけないと思った。落ち着いたらゆっくりと旅行でもしよう。
石釜ガーデンテラスで軽く食事しつつ、一時間ほど緑を眺める。リスまでいた。ここはホントに鎌倉か。パンを土産にして、帰りは金沢八景までバスで出て帰宅。こういう緩い時間もそれはそれでいいものだ。バランス的には10:1くらいの比率だけど。
とまあ、色々あった週末でしたよ。おかげで眠い。もうすぐ新生活がはじまるのでちゃんとしよう。