蹴球微熱 日本VSシリア

シリア戦云々の前に。昨日も書いたが私は今の日本代表に、それも親善試合ごときには特に強い興味を感じられなくなってしまった。元々日本代表への愛は薄い私だが、それでも代表の試合となれば眼が離せない、というのがかつての私であったはずなのに。んで結局昨日の試合も見るには見ていたが全然集中力もなく、時に激しい睡魔に襲われたりもしていた。一応3得点したし、試合としてはしょっぱすぎるわけでもなく(それでもしょっぱかったが)、シリアもなかなかいいチームだったにもかかわらず、だ。
なんだろう、今のチームには「代表」という言葉がしっくりこないんだな。単なるジーコ選抜チーム。名目的には日本人選手全員に選ばれる権利はありながら、実際はそうなっていない。よしんば選ばれたとしても年功序列のように「海外組」、「アントラーズ」、「先に選ばれた組」という派閥が優先される。要するに本来アピールの場だったり、テストケースである親善試合がまったくその意味を持っていない。意味のない試合に興味を持てという方が無理なんである。
てなことを考えていたらsports naviの宇都宮徹壱のコラムにも似たようなことが書かれていた。っていうかさすが本職、こっちのがしっくりきますね。でもまあ、言葉を濁してはいますが、今の日本代表は無理矢理にでも話題を見つけないと興味がそそられないってことなんでしょうな。
ちなみに(ジーコが考える)海外組のメンツは、高原、大久保のFW(柳沢とかいう日本では忘れ去られた選手もいるが)、そして中盤の中田英寿、小野、稲本、中田浩二(海外経験値はまだないが+アントラーズのおまけつき)の6人。つまりスタメンの半分以上はシリア戦と変更になるのである。そこに三都主と加地というお稚児さんコンビ(そうとでも評さないと彼らが使い続けられる理由がわからない)を加え、GKが川口か楢崎か、DFに中澤は外せない、となると残るはDFの二つの椅子だけ。宮本か松田がセンター。田中マコはかわいそうだが坪井が復活すればハイそれまでよ、だろう。切磋琢磨もなく、試合での出来も関係なくこうしてチームは作られる。ジーコのいう「熟成」というのはそういうことだ。日本の古い体質の企業が潰れていく典型だね。これで、面白いサッカーしてくれるってんなら話は別なんだがなあ。愚痴ばっかりでスミマセン。