ども。あまりの眠気で歯ブラシにハンドソープをつけようとしてしまったshakaでございます。
昨晩、突然左膝に痛みが走る。私の場合、右膝の十時靭帯が切れている上に半月版の損傷しているので(早く手術せにゃイカンと思ってはいるのだが)、かばって歩いているために左膝の調子がおかしいのかな、と最初はあまり気にしなかった。しかし、布団に入って横になったら左膝の辺りが頻繁に痙攣する。痙攣というよりも血流が定期的にボコボコと流れる感じ。しかも寝ている間治まらない。気になってしまいよく寝れず。なんか嫌な感じだなあ。今も時々「ボコボコ」って感じになるし。ちょっとコワイ。病院行った方がいいかしら。しかし、何科じゃ。
先日(っつっても大分前)放送されたBSマンガ夜話をありがたくもいただけたので、やっと見始める。順番に、ということで『パタリロ!』から。まあ、眠気でボーっとしながら見ていたので余り憶えてないんだけど。
私の『パタリロ!』原体験は『花とゆめ』を小学校時代に読んだ時。ただ、この当時はまだ『花とゆめ』を定期的には読んでいなかったので、余り印象には残ってない。変なマンガだなあ、というくらいか。オーケンが発言してたけど、確かのこの当時少女マンガを読む男子、というのはまだ異色で、その中でも『花とゆめ』中でも『パタリロ!』を読んでいるというのは、ある種のステータスがあったかもしれない。中高生になって『花とゆめ』を定期的に読むようになってから、少なくとも私は先輩からそういう感覚で薦められた記憶がある。『パタリロ!』読んでないとダメだよ、みたいな。ただ、ほぼ同時期にアニメ化されてしまったために一気に『パタリロ!』はメジャー化する。そうなると、ステータスシンボルという存在ではなくなってしまう。マンガの方はあくまでもマニア的な価値を失いはしなかったが、私の中では「たまに読むと面白いマンガ」という域を出なかった。特に単行本で読むことにあまり価値がない、という稀有なマンガだった。むしろ単行本で何巻も続けて読むのは苦痛ですらあった。
そうした主観でマンガ夜話を見ていたのだが、出演者やゲストのオーケンにしてもそれは似たようなものだったのではないか。このマンガについて力強く語る人もいなかったし、公開録画ということもあってなのか、いしかわじゅんも気を遣っていたが、彼の言うとおり「最先端でもない」し、ワンアンドオンリーではあるが、突出してはいない。これだけ長期に渡って続いていて、アニメ化もされたが、それでもそこはかとなく漂うマイナー感がこのマンガの本質なのだろう。そして、ワンアンドオンリーだけに、このマンガにハマってしまった人は、抜けられない、というのもまた事実だと思う。
序盤で『がきデカ』との相似が何度か言及されたが、実は言われるまで気付かなかった。更に夏目房之介が説明したように『つる姫じゃ〜っ!』『まことちゃん』の系譜に属する「こまっしゃくれたガキ」という時代性(ただしこれは現在も『クレヨンしんちゃん』などに引き継がれているが)とか、興味深い考察はあったものの、じゃあ『パタリロ!』というマンガがいったいなんなのか、ということについてはよくわからなかった、というのが結論だ。『こち亀』とはまた違った意味での偉大なるマンネリマンガ、ということだろうか。そう考えたらマンネリとマリネラってなんとなく似てるよな、とか意味不明なことを思いついた。ただ、長期連載する前からこのマンガの影の人気は高かったわけで、長いから偉大なわけではない。そうなるとやはり「耽美」というのがキーワードのように思えるんだが、そっち方面のことはよくわからんからなあ。NHKだけにそっちの話題はほぼタブーだったし。私にとっては今現在に至っても「たまに読むと面白いマンガ」なんだよなあ。