そういや昔は何かが話題になった時、「リンク集」というものがよく作られたなあ。と思ったのも今回の「本屋大賞」についてどんな意見が出てるのか調べてみようと思ったら、Google以前にBlogRankingとかはてなブックマークとかを見ればあらかた読めてしまうのだ。まあ、玉石混交で一言しか言及してないようなものもあるのでこれが単純に便利とはいえないのだが。
ただまあ「いざリンク集を作ろう」と思ってみてもこういうのが既に存在すると思うとバカバカしくなるよね。色々巡って見た結果、大方の予想の範囲(批判的意見か擁護的意見)で細部には違いはあってもこのどちらかがほとんどであった。そして、どちらかの場合は大概同じような意見が書いてある。
そんな中でちょっと面白いと思ったのは「WHAT WOULD BRIAN BOITANO DO?」の、

報道や売上げの反応でも東京タワーだけが盛り上がり、二位以下は完全に無視されているが、データを見るとなかなか興味深いことがある。二次投票2位になったサウスバウンドは一次投票では10位タイである。一次投票では他の作品に入れ、二次投票のタイミングで初めて読み感銘を受けた人の数が多かったことが伺える。知らなかったけど、買う気になった、買ってみたら良かったというのは、本屋大賞が目指しているもの、そのものだろう。

という意見。そうなんだよね、1位の『東京タワー』に注目が集まるのはいいけど、2位以下の作品にももっと光を当てて欲しい。それこそが書店や出版業界を盛り上げることに繋がると思いますよ。