購入本

  • 『野獣は眠らず -1-』高橋秀武【bk1】
    プロトさんのエントリにて知ったマンガ。ジョジョっぽいと聞いたら手を出さずにはいられなかった。マジで影響受けまくり。正義のために犯罪者を殺した刑務官・斎原を射殺した刑事・類家。そのショックで警察を辞職した類家だったが、彼が殺したはずの斎原が例となって類家にまとわりつき、巷に蔓延る犯罪者を抹殺するように強要する。ひとつひとつの事件は単純で、ハッキリいっちゃえば『魔人探偵脳噛ネウロ』レベルなんだけど、そのジョジョぽさがいい味だしてる。高橋葉介の影響も見受けられる。なんでも2巻以降はますますジョジョっぽくなるということなので期待する。1巻だけだと正直イマイチだ。

野獣は眠らず 1 (ヤングジャンプコミックス)

野獣は眠らず 1 (ヤングジャンプコミックス)

  • 『Invitation 2006年5月号』ぴあ
    ぴあが発行しているサブカルレビュー雑誌。今回の特集は「マンガという仕事」と題して、裏方である「編集者」に注目した記事が多い。だから買ったわけだが。巻頭特集は浦沢直樹宇多田ヒカルの対談。どちらかのファンであれば読んでみても面白いかと思うが、互いに気遣いあっていてあまり興味を惹くところはない。それよりも私にとってのメイン記事は次の「ウラサワの共犯者」と題された竹熊健太郎による長崎尚志インタビュー。『MASTERキートン』をはじめとして数々の浦沢直樹のマンガに編集者として関わってきた長崎。個人的に今最もマンガ界で気になる人物である。東周斎雅楽、江戸川警視というペンネームで原作者としても活躍する彼と浦沢の関係が興味深い。
    その他にも『MMR』のキバヤシでお馴染み、元『少年マガジン』編集長の希林伸の記事では「え?あれもこの人だったの」という驚きが。七つのペンネームを持つ男というタイトルは伊達じゃなかった。綾辻行人×佐々木倫子の『月館の殺人』の裏話を編集者が語ったりとかマンガ業界ネタが好きな人にはなかなか興味深い一冊になっております。というかこの雑誌はなかなか気合が入ってていいね。次号からもチェックしたい。

追記:『DEATH NOTE』映画化に絡んで編集者、原作の大場つぐみ、作画の小畑健のインタビューも載ってます。マンガ家二人は当然(?)ながら写真はなしですが。

Invitation (インビテーション) 2006年 05月号 [雑誌]

Invitation (インビテーション) 2006年 05月号 [雑誌]