今週はなかなか本屋に行く暇がなかったが、漸く昨日三省堂に寄ることができた。『ハリポタ』と『愛ルケ』の凄まじい平積みぶりに笑う。しばらくそこに立って両方を買っていく強者がいないかと眺めていたが、さすがにいなかった <悪趣味。
今月の講談社文庫の新刊に、知り合い二人が解説を書いているので、読んでみた。蔓葉の解説はまさしく蔓葉が書くに相応しい内容で、『匣の中の失楽』への愛が伝わっては来るのだが、いかんせん『匣の中の失楽』を読んで頭を抱えてしまった私(おまけにその後蔓葉が大学時代に作ったレジュメまで借りたのにやっぱり理解に苦しんだ)にとっては別世界の次元だった。なので『匣の中』にも躊躇。
そして葉山さんの解説はある意味でこちらも葉山さんが書くに相応しい(わかる人にはわかるはず)わけで、しかも最初の段落だけ読んで笑ってしまった。しかもちゃんとその後で「読んでみたい」と思わせる後押しをしているのがさすが。「葉山響が語るとどんな本でも読みたくなる」伝説は健在。というわけで見事に術中にはまって購入。貫井徳郎読むのも久し振り。
それにしてもセリエAが、というかユベントスが大変なことになっている(詳細はこの辺の記事を参照)。ただ、この事件の記事をいくつも読めば読むほど腐敗がいかに酷いかが伝わってくる。昔から「ユーベ贔屓」はセリエAの伝説として存在はしていたが、その裏に実際にこうした行為が行われていたと知ってしまうと残念である。来期のユーベがどうなるのか、現時点ではまだ不明だが、噂ではセリエCに降格、またはマイナスポイントでのセリエAでのスタートというのが可能性が高いらしい。ただ、そうした一時的な処分ではなく、しかも選手に被害が出るような処分ではなく、根本的な解決を目指して欲しい。それんしてもコッリーナさんはまたひとつ評価をあげたな。