遠い昔、故・相米慎二の『台風クラブ』を見たとき、あの台風の接近に伴うわけのわからないハイテンションさに物凄くシンパシーを感じた。大雨の中、傘もささず、ずぶ濡れになることも厭わず、さすがに裸になりはしなったが、大はしゃぎした記憶もある。
いつからか台風がきてもそういう気持ちになることはまったくなくなり、ただ単に「濡れるのが嫌だ」とか「電車が止まるのがいやだ」とか実際的なことだけを感じるようになってしまった。
台風が来てもハイテンションにならなくなったとき、大人になってしまったことに気付くのかもしれない。
なんてことを書きつつも、昨日は台風のために早めに帰宅したのだが、地元駅に着いた時には神奈川は暴風圏内に入っており、見事に傘の骨が折れた。おまけに晩飯として買ったCoCo壱のカレーが風で振り回され、ご飯に満遍なくカレーが染み込んでいた(それでもこぼれなかったのはエライ)。しまいにはベランダの排水溝がつまっていたらしく水浸しっていうか池みたいになってしもた。ベランダが隣室と繋がっていなければヤバイことになっていたかもしれん。今度掃除しよう。
っていうかさあ、台風のときくらい仕事休もうよ日本人。
今週はあまりにバタバタして気付けば一週間更新していなかったのか。先週末は色々楽しいことも含めてあったのだけれど、今更書く気にもなれないのでまあいいや。気がつけば9月。
インシテミル』の感想は明日にでも(明日も出勤さ!)。