購入本

  • 村上かつら短編集 -1-』村上かつら(ISBN:4091864465)
    久々にグッときたマンガ。絵柄は発展途上で正直好みではないんだけど、それも含めて全体的に漂う武骨な恋愛観とそれを補う丁寧な描写が胸に来る。【天使の噛み傷】の中での、主人公の夢の中での会話とかは思わずメモして取っておきたいと思った(実際にはメモらずにいたほうがよいのだ)。恋愛における性的な描写というか比重が大きいように見えるんだけど、それが心とか身体とかと乖離せずにキッチリ描かれているので、余計に身につまされる。かつての少女マンガのように理想や妄想といった逃げ場のない、それでいてかつての少女マンガの切なさや微笑ましさを感じさせてくれる作品集でした。
    マサトクさんの感想が全てを語っていると思います。神保町ではコミック高岡、書泉グランデ三省堂書泉ブックマートで売り切れていて、東京堂で最後の一冊をゲットしました。配本が少ないこともあるんだろうけど、売れてるんだなあ。東京堂でマンガ買ったのは学生時代以来でした。『CUE』も読もう。こっちはまだちょっと残ってました。
  • 百鬼夜行抄 -12-』今市子(ISBN:4257905085)
    高値安定は相変わらずですが、この巻ではなんといっても「司ちゃんに彼氏が!」でしょう。徐々に律と司ちゃんの関係性(未来の)が見えてきた感じ。律の拝み屋ぶりが目立つようになってきて、個人的にはちょっとだけ横から口出すくらいの話が好きなんだけどね。尾白と尾黒の出番が少ないのが残念。
  • 『あたしんち -10-』けらえいこ(ISBN:4840111413)
    こちらも安定。典型的なサザエさんマンガ*1だから余計な心配だとは思いつつみかんの将来に不安を覚えます。ゆずひこはホントに面白いなあ。天然とは一味違うところがなんとも。隠れ爆弾キャラの水島さんも笑わせてくれます。
  • 『共犯マジック』北森鴻(ISBN:4198921393)
    久々の北森鴻。期待しつつ読み中。
  • 『火の粉』雫井脩介(ISBN:434440551X)
    犯人に告ぐ』が面白かったし、文章が読ませる作家だと思ったので買ってみました。

*1:登場人物が成長しないマンガ