トリノオリンピック二日目

  • スノーボード男子ハーフパイプ
    やはり、アメリカ、フィンランドは強さが違った。アメリカはXゲームの影響もあってワールドカップに出てこない。それだけに実力は未知数だったが、蓋を開ければアマチュアの大会にプロが飛び込んできた、という印象だった(実際そうだし)。競技というよりも演技だったよ。日本勢は一人も決勝に残れなかったがアメリカとフィンランドで6人、残り6人の枠にはいるのにひとつでもミスがあればさすがに無理。ただ、童夢の予選二回目の一発目のロデオの高さは素晴らしかった。あの思い切りのよさがいつかいい結果を出すと期待したい。
  • 男子アルペン滑降
    冬の花形、アルペン滑降。マイヤー、オーモットらのベテランが健在な中、どういう結果になるのか期待したが、意外といえば意外な結果に。10番手でスタートしたワルヒホファーが緩斜面での強さを活かしてトップタイム。そのままマイヤー、オーモット、ミラーといった有力選手が終わってもトップは変わらず、このまま終わるかと思われたところで30番手スタートのフランス・ドヌリアズ。ライン取りの見事さが功を奏して、ファーストセクションからトップタイムでそのままゴール。正直予想もしなかったし、名前も知らなかった。ワルヒホファーなんて優勝コメント考えてたに違いない。
  • ノーマルヒル決勝
    これまた意外な結果に。アホネン、マリシュ、ヤンダといった上位陣が伸び悩む中、出てきたのはビステル。正直、トリノのジャンプ台は目まぐるしく風が変わっていたので、それを上手く捕らえた結果かな、と。葛西と伊東は一回目の結果はよかったものの、二回目が風も不運だったがイマイチ。葛西はノーマルヒルを得意にしてるだけに辛いなあ。

そんな感じで二日間が終了。ショートトラックやスピードスケートの結果を見ても日本勢には苦しいスタート。今日はなんといってもスピードスケート男子500で清水宏保加藤条治が出るのでそこに期待か。個人的には一回目の成績で清水とウォザースプーンが1位と2位になって最終組で滑走、というのを期待したい。当然その時点でのトップは加藤条治で。