午前半休をとってパスポートの申請に行ってきました。パスポート取るのはホントに大変だ。戸籍抄本、住民票、写真、官製はがきを用意しなくちゃいけないわけで、ちょっと前にも書いたけど戸籍と住民票取るだけでも面倒なのに、申請もして、受け取りもまた別の日。受け取りは日曜もできるけど、いくらなんでも手間かかりすぎ。しかも川崎のパスポートセンターに行ったら「川崎市民は住民票いらない」とか言われるし。早く言ってよ。おまけに写真撮影に失敗して700円を棒に振るし。このパスポートは使い倒してやらんと元が取れん気がする。
ここ数日のカーリング(というか彼女たち)に対する、報道やブログでの加熱振りにちょっとだけイヤーな気分になる。これはあれだ、これまでに何度も経験して来た「自分が好きなマイナーがメジャーになることから生まれるモヤモヤ感」だ。かつてのF1やNBANFLリーガ・エスパニョーラなどがそうだった。要するに、「自分はこの競技について詳しいんだぜ!皆は知らないと思うけどな!」と声高に言えなくなったというだけのことなんですが。単なる知ったかの僻み。マイナー時代から応援してた劇団がメジャーになってチケットが取りにくくなったり、メジャーになると自分以上の熱狂者が必ず現れてしまい、自分は大したことのないファンに成り下がったりしてしまう。こういう経験は多かれ少なかれあると思う。
まあ、今回の報道の加熱の原因は、ひとつには他の競技でメダルが獲れず、なんとか明るい話題を探した結果、彼女たちに光が当たったということと、もうひとつはBS放送がそれだけ一般に普及したということが挙げられると思う。
実を言えば8年前の長野オリンピックの時もカーリング(男子)は非常に注目された。ニュースでも話題になったし、スキップの敦賀信人は当時20歳前後の若者で今風にいえば「イケメン」であり、40代や50代が主力層だったカーリング(競技者層が広がったとはいえ、まだまだ外国では中年層がこの競技の主力だ)においてこの年齢でのスキップというのは素材として魅力的だっただろうし、今回の女子カーリングチームよりもメダルに近かった。オリンピック後の特番でも敦賀は引っ張りだこだったし、NHKの『トップランナー』にまで登場した時は驚いたものだ。
4年前のソルトレイクオリンピックでは惜しくも敦賀たちは出場を逃すが、同じ常呂町から平均年齢20歳という女の子たちが見事に出場を果たす。これが「シムソンズ」だった。話題性でいえば、この年齢の女の子たち四人が出場するというのは長野の時を凌ぐものがあった。だからこそ今回映画化もされたわけだ。
しかし、どちらの時もオリンピックが終わると共に徐々に忘れ去られ、また四年の時を経て大きな話題となる。ただ、今回は先にも述べたようにBSの普及もあって、競技全体を楽しんだ人も多かったようで、これまでよりも「カーリング」という競技に興味を持つ人は増えたのかもしれない。個人的にはそれもちょっと困る(ホントに個人的事情)。
ところで、このカーリングですが、長野オリンピックの会場ともなった「スカップ軽井沢」で実際にやることができます。今度8人集めて行きたいなあ。