トリノオリンピック 週末分

  • アルペン男子回転
    一本目終わって日本の皆川がなんと3位。それも1位とは100分の7秒差。佐々木も8位と拳闘。こりゃ二本目は見逃せない。そしたら二本目17位スタートの湯浅がいきなりタイムを詰めてきてこの時点で1位。後続の選手も湯浅のタイムをなかなか抜けず、どんどん湯浅の順位が上がっていく。そして22番スタートの佐々木。うわ…。いきなり第三旗門で失格。いや、佐々木がこういうアグレッシブなスキーヤーなのは知ってるけど、さすがに第三旗門での失格は引くなあ。そしていよいよ皆川。序盤はなかなか好調な出だしだったが中盤以降タイムが伸びない。滑り終わっての3位。残るは3人。微妙過ぎる。そして一回目2位のライヒがトップに立ち、皆川は結局4位。またも二本はメダルの壁に阻まれた。とはいえ、正直期待していなかった男子アルペン勢がここまで健闘するとは。皆川と湯浅の入賞は素晴らしい。オーストリアがメダルを独占して(王国は完全に復活した)、それに次ぐのが皆川であり、日本であるという情況を誰が予想しただろうか。岡部が引退してから(さらには自分の靱帯を損傷してスキーをしなくなってから)アルペンへの興味が薄れかけていたが、またFISから楽しみたくなってきた。
  • アイスホッケー男子、決勝戦&三位決定戦
    今回は個人的には波乱だったなあ。予選でのカナダ、アメリカの不調は本物だったようで、結局2チームともトーナメント緒戦で消えた。そしてチェコ、ロシアが準決勝でフィンランドスウェーデンに完敗。NHLの選手(つまりプロ選手)が出場する前までは確かに北欧勢はオリンピックでも強かったけど、解禁されてからはカナダ、アメリカ、チェコというNHLの選手がほとんどとなるチームがやはり強かった。ロシアは相変わらずの強さだったけど。フィンランドスウェーデンにも当然多くのNHL選手がいるが、それでも格差はあると思ったがなあ。逆にNFLに外国選手が多く流入するようになって、各国の戦力がある程度均等化してきたのかもしれない。
    で、決勝は第2ピリオドまで一進一退の攻防。第3ピリオド開始10秒でスウェーデンが勝ち越し。後はひたすらスウェーデンがキープにかかり、フィンランドは猛攻を仕掛けるがどうしても点が獲れない。結局、パワープレイも上手く活かせずスウェーデンが逃げ切った。ラインの破壊力自体はフィンランドの方が上だったが、スウェーデンはとにかく守りが堅かった。予選でも2失点しかしてない。長野の時のチェコのようだ。フィンランドの初金メダルがならず。スウェーデンリレハンメル以来の金メダルに輝いた。しかし2年間NFL見てないだけで知らない選手が増えまくり。困ったもんだ。
    三位決定戦はかなり好みのカード。チェコ対ロシアといえば長野の時の決勝のカードだ。長野ではダフ屋に「4万円」と吹っ掛けられて見れなかった。残念ながらチェコにはハシェクがいないし、ロシアもブレは選手としては出ていない。それでも見知った選手たちが多く出ている試合はやはり見ていて面白い。全体的にはロシアがいい攻めを見せるのだが、要所でチェコが点を獲り、2-0のまま試合は時間が過ぎていく。ロシアは反則退場が効いてしまった感じ。チェコは途中でヤーガーがいなくなったけど、どうしたんだろう?。怪我か?。予選早々の怪我でいなくなったハシェクの代わりのゴーリーが好セーブ連発。見事にハシェクの代役を果たした。ロシアはゴール前まではすんげえスピードで持っていくんだけど、後一歩が足りなかった。レンジャーズラインとかはいい動きしてたけどなあ。
    しかしまあやはりアイスホッケーは面白い。全然注目されてないけどな。こんな他に楽しいスポーツがどうして注目浴びないのか理解できん。