購入本

  • サトラレneo -1-』佐藤マコト 【bk1】
    西山の死と共に終わりを告げた『サトラレ』でしたが、その死から17年(?)後という設定で再び戻ってきました。登場人物が歳をとった以外は基本的に変化はなく、ただ社会の情勢が変化し、ネットの発展とひきこもりの顕在化がサトラレにとって多少は住み良い環境になったという感じでしょうか。で、この第一巻では成長した西山の娘・光が、西山の残した核融合の研究を達成するために他のサトラレを利用したり、サトラレの告知問題とかが描かれています。正直、なんで「neo」やねんと思わんでもないんですがまあそういうことで。

サトラレneo(1) (イブニングKC)

サトラレneo(1) (イブニングKC)

  • 『アキバ署! -2-』瀬尾浩史 【bk1】
    なんか期待以上に「いいマンガ」になってる。ビックリ。構成力のあるマンガ家だなあ。ネット犯罪を描きつつ、ちゃんと人情話に落としているところが巧い。いや、『アフタヌーン』読者にとってはどうなのかわかりませんが、私は好きだなこういうの。ネットゲーム上での犯罪、アキバ再開発に関係する問題などが描かれていますが、やはり一番目を引くのは「ネット掲示板」に端を発する「匿名の悪意」とそれに対する「スマートモブ*1」の話かな。そういや昨日某所で起こっていた出来事なんかもまさしく「スマートモブ」だな、と思いましたですよ。もう少し専門用語に対する解説をマンガ上でうまく書けたらいうこと無しなんですがね。それを差し引いてもいいマンガだと思う。

アキバ署! 02 (アフタヌーンKC)

アキバ署! 02 (アフタヌーンKC)

  • ジパング -23-』かわぐちかいじ 【bk1】
    間違って撃たれた菊池の命を救うために草加の待つ日本軍基地へと「みらい」を向ける門松。そして草加の策略によって「みらい」共々乗組員一同は人質となってしまう。一方、南京では原爆が完成。果たして「みらい」と日本の運命は?。という巻。遂に草加が「みらい」を不特定要素として歴史からの排除を考えた。その中で門松たちがどう動くのか。看護士が言うように「みらい」という武器から解き放たれた門松たちがどう考え、どう動くのか。現代の日本人の行動と心理が試される。それにしても桐原という少尉はアホだなあ。でもこういう人間もいるんだろうな、実際。

ジパング (23)    モーニングKC

ジパング (23) モーニングKC

  • 神の雫 -6-』亜樹直/オキモトシュウ 【bk1】
    いよいよ「第一の使徒」対決。神咲と遠峰が選んだワインは果たして。いや、よくわからんけど、普通はヴィンテージの方がやっぱり美味いんじゃないのか、と単純には思ってしまうが。そして遂に五大シャトーのワインの試飲がはじまって、私も知ってる名前のワインが出てくるんだけど飲んだことねえよ。見所は五大ワインの連続妄想。凄すぎて笑ってしまう。神咲以外の人間は誰一人そんな妄想してないのに。ワイン通も大変ですな。

神の雫(6) (モーニング KC)

神の雫(6) (モーニング KC)

  • 百鬼夜行抄 -14-』今市子 【bk1】
    あ、そういう話の続きだったっけ。さすがに忘れてた。というわけで晶と三郎の逃避行の続きだったみたいです。この話も相当グロいんだけど、身内の話だからなのかどこかほのぼのと描かれてますね。いつもだったらもっと「ぞぞっ」とするはずなのに、それがない分楽に読めたかな。いい加減な開おじさんが引っ掻き回すのはいつもどおり。晶はこの先どうなるんだろう。尾黒と尾白の昔話はなんかよかった、というかやはりこいつらはカワイイねえ。

百鬼夜行抄 (14) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

百鬼夜行抄 (14) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

*1:携帯電話のSMSやEメール、PDAなどの無線通信が可能なモバイル機器を身につけた個人が集団となり、従来であれば集合行為が不可能であった状況下でも、互いに見知らぬ者同士が協調して大きな力を発揮する新しい社会秩序(Wikipedeaより)