海洋冒険小説の傑作たち
上のレビューのおまけに、帯に載っていた三作もちょっと紹介しておく。
- 『血の絆』A・J・クィネル 【bk1】
エドマクの87分書シリーズとは別物ですよ。昨年亡くなってしまったクィネルが書いた海洋冒険小説。この本の面白さは主人公が中年の女性だということと、舞台となる船が帆船ということかな。クィネルの作品の中ではガンアクションも少なく、いわゆる「プロ」の兵士や傭兵も殆ど出て来ないので、逆に新鮮。オススメです。
- 作者: A.J.クィネル,大熊栄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/02
- メディア: 文庫
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- 作者: ジャック・ヒギンズ,佐和誠
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1982/05
- メディア: 文庫
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- 『女王陛下のユリシーズ号』アリステア・マクリーン 【bk1】
まあ、海洋冒険小説でベストを挙げろ、と言われたら多くの人が挙げる名前。第二次世界大戦時、極寒の北大西洋を物資を運ぶためにソ連目指して進むユリシーズ。敵は海とUボート。福井晴敏の『終戦のローレライ』が好きなら必ずはまる。船長最高!。
- 作者: アリステア・マクリーン,村上博基
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1972/01/01
- メディア: 文庫
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