昨日は某所の某パーティに出席(仕事で)して参りました。とはいえ、今回に関しては気分的には仕事よりも個人的な感慨がどうしても勝ってしまう。尊敬する知人が、公の形でその仕事を認められる、というのは大変勝手ながらこちらも嬉しくなってしまうものだ。
ご好意で二次会まで参加させていただいたが、主役と裏主役のお二人は大変お疲れのようであったが、それでもきっと誇らしい気分であったに違いない。そういう姿を見ることができたことに感謝したい。本当におめでとうございます。
と、同時にミーハー的側面でも満足してしまいました。しかしそのせいもあって異様に気疲れした。ああいう場での立ち居振る舞いも含め、居場所がないなあ、と思ってしまう自分の小心者さ加減が情けない。と反省しつつ帰宅する。
さすがにミステリ強者が口を揃えておススメする山沢晴雄『離れた家』は気になって仕方がない一冊。しかし、同時に強者が薦めてるだけに私のような甘ちゃんが読んでも果たして面白いのだろうか、という一抹の不安があることも事実。皆さん、「マニアじゃなくても楽しめる」と口を揃えて書いているけど。最低でも本格を楽しめる素養は必要なのかしら。
まあ、価格っていうネックもあるにはあるんですが。そこはそれ。
ミートホープ事件で世間が揺れている今、朝のニュースで「染毛料販売の4社に排除命令」というのが流れた。個人的にはミートホープもこっちも同列に見える。要するに消費者騙してモノを売りつける、ってことだ。だが、報道の質はあまりにも違う。一方は食品であり、もう一方は毛染めだから、というのは確かにわかるのだが、本質的には行為としての違いはないと思うんだよなあ。マスコミだけじゃなくて、法律や行政までが「国民」という名の消費者を意識しすぎているような気がする。
社保庁だけでなく、中央・地方官僚のあまりに酷い実態や、公務員という守られすぎた制度、そして当然衆愚の代表者である政治家の愚かしさをこうも毎日のように見せつけられると怒りを通り越して吐き気さえしてくる。どうやったら人間あそこまでアホになれるのか(元々がアホなら別だが)つくづく不思議である。
つか、社保庁の件に関していえば、首相や長官がボーナスからいくら返納、とか 職員もいくらか自主的に返納しろとかっていう感覚がすごい。なんかジャイアンのび太のオモチャとか奪っておいて、「じゃあ、10円で買ってやるよ、ホラ」とかいってるのと変わりないと思う。
『神は沈黙せず』に登場する民間政府論とかが実現しないかなあ。まあ、無理だろうけど。