しゅっきーん。
ちょびちょびとやっていた『逆転裁判4』をようやく終了。あまりにもあからさまながらもありえないと思っていたのでスルーしていた伏線が収拾されて思わず感動。まさか逆裁で泣かされるとは…。電車の中でやっていたのでヤバかった。
いや、あくまでもゲームだから個々の事件の解決や手掛かりにはミステリ的にさすがにどうかと思う点もあるが、全体の構成や物語としてはシリーズ最高傑作だったのではないだろうか。というか、ミステリ版の星雲賞があるとしたら、間違いなく今年はコレで決まりだろう。主人公が変わった意味、そして裁判員制度(ただし、間違った解釈を与えかねないのが難点)と様々な要素を盛り込みながら、ここまでキレイに物語をまとめたシナリオライターには拍手を贈りたい。
てなわけでしばらく通勤は逆裁モードだったので本が読めてません。読みたい本も溜まってるのでしばらくは読書集中としたい。
ところで話はx軸に4、y軸に7、z軸に15ほど*1変わるけど、こんなニュースを読んでいて、ふと思ったんだけど、先日の全日空のトラブルって発券とチェックインの機械トラブルであって、飛行機の運航システムには別に問題はなかったのよね?。
つまり、全日空が金勘定さえ我慢すれば飛行機は運航できたんじゃね?とか思った。いやまあ、それによって別のトラブルも生じるとは思うよ。でも多分、そっちの方が迷惑かかる乗客の数は少ないと思うし、見方によっては英断と見られた可能性もあるんじゃないの、とか他人事なので勝手に言ってみる。
夜は楽しいことが待っているのでもうちょい頑張ろう。

*1:話の方向はなぜ平面の角度で変わるのだろうか、という長年の疑問に対する自分なりの挑戦をしてみた

なんつーかアンツーカー(前にもやりました)今更ながらネットにおける掲示板文化の衰退に寂しさを覚え、あの適当でありつつも緩い雑談感覚のコミュニケーションが失われたことによる影響は個人的には非常に大きいなあ、と思っている。
というのも、今となってはネット上での新しい友人知人を増やすなんてことは、間に誰かを挟まない限りは絶対にありえないものになってしまった。それも大概は実際にお会いして、というイベントを経るのが常である。もちろん、ネット上でもブログやmixiの記事に対して「はじめまして」と書き込んでくる人は存在する。しかし、その人がその後も常連であり続けるのかどうかはまったくわからないし、ましてや交流ともなればその人がコメントしたくなるような記事を書かない限り次はないのだ。というかむしろ、おそらくは読んでいるであろうと勝手に予測する人(常連)たちとだって、「記事」というきっかけがなければ交流していない。しかも、それは記事に対する意見や賛同を唱えたいのであって、決して「交流」が目的ではないのだ。「人」や「場の雰囲気」を目的としての交流は遠い日の花火になってしまった。
かつては「OFF会」なんていってたけど、今では「ON」の状態で交流することなんて滅多にない。日記やレビューは読んでる、コメントもトラックバックもたまにはする、mixiも読んでる、今ならTwitterも読んでて相手のことを結構知ってはいるけど、コミュニケーションはない。そういう関係がほとんどだと思う。「ON」からはじまって「OFF」じゃなくて「OFF」で知り合った人を「ON」でもチェック、みたいな。いわゆるストーカー的関係。
こんなWeb2.0(むしろ1.0?)はもう嫌だ、とは思わないけれども、かつての「ネットならでは」の人間関係構築が懐かしくもなるし、普段の生活では基本的に超がつくほどの引っ込み思案(そこ笑わない)の私としては、「ネットだからできる交流」とか、普段の生活ではまったく出会う機会のなかった人たちとの出会い、それこそ物理的距離とか生活スタイルとかの違いを無視した出会いは欲してしまう部分がある。
そんなこと考えてたら今一度掲示板を設置してみてもいいかなあ、とか思い始めた。とはいえ、あの豚肉、じゃなくてスパム、もしくは荒らし対策は大変ですよ。マニュアルで排除は限界あるしね。だからといって会員制みたいな掲示板にしちゃったら「はじめまして」の可能性は一気に低くなる。まあ、「はじめまして」の時くらい勇気出してよ、と思わないこともないけどユーザにそれを求めるのは贅沢ってもんだ。なんかいい方法はないものか。
などと考えたところで、すっかり掲示板文化が廃れ、場末のパブみたいな存在価値になってしまった掲示板という存在にいったいどれだけの人が興味を持つのかまったくわからない。それこそ「ストーキング文化のほうが気が楽」っていう感覚の人の方が今となっては多いだろうし。
気絶するほど悩ましい(嘘です)。

『20世紀少年』が堤幸彦監督で実写映画化

http://www.20thboys.com/
ビクーリしました。いやまあ、確かに映像には向きそうなマンガだとは思うが。オヤジとガキばっかりだぞ出てくるのは。観客動員できるのだろうか。カンナは誰なのかなあ(なんとなく上戸彩とかになりそうな気がする)。小泉響子を若作りしたキョンキョンがやる、ってのはいくらなんでも無理がありますな。
ていうか、どう考えてもあの物語を2時間で収めるなんてできっこないと思う。