蹴球微熱 コンフェデレーションズカップ2005 ドイツVSブラジル

まさかの打ち合い。リスタートからの得点が殆んどとはいえ、いい試合だった。ドイツの敗因は若手のCB二人だろう。日本戦と違ってコンディションの戻ったアドリアーノは若手二人では止められない。それでも将来のことを考えたら平均年齢25歳で戦ったドイツには大きな収穫だったろう。
ドイツの明るい材料の一つはなんといってもダイスラーの復活だ。怪我で日韓W杯を棒に振った彼が全盛期並みのパフォーマンスで復帰して来たのは大きい。これで、守備陣が整い、バラック、シュナイダー、フリングスらと共に中盤を構成する駒が揃ってきたらドイツはかなり期待できる。あとはストライカーだなあ。
ブラジルは逆に守備陣の老朽化が目立つ。カフーやフラビオ・コンセイソンの後釜が出てこないとワールドカップは不安だろう。この試合でも攻撃力は素晴らしいものがあったが、全体的に押され気味だったのは事実。両サイドが裏を取られすぎなのも気になる。まあ、点の獲り合いになれば勝てるからいいんだろうけどね。