購入本

  • ジパング -20-』かわぐちかいじISBN:4063724638
    草加の原爆開発を阻止しようとする梅津。だが、あと一歩のところで命を落とす。そして艦長の訃報に再度揺れ動く「みらい」のクルーたち。「みらい」はどこへ向かおうとしているのか。そして遂に菊池と草加は角松までも排除しようと画策する。草加の描く対戦終着図があまりにも肥大化してきて、その中で梅津や角松を含む一人一人の人間達が虫ケラのように扱われていく。たかだか未来を知った人間にここまでする権利があるのか、とどうしても考えてしまう。そして同時に梅津の様な人間が人を動かし、結果としてより大きなものを動かしていくことの方が大切だと思う。なんでもそうだけど大義名分を表に出して物事を語るやつほど信じられないものはない。
  • 神の雫 -3-』亜樹直/オキモトシュウ(ISBN:406372459X
    遠峰に散々にこき下ろされたレストランを再建するためにワインと料理の「マリアージュ」を成功させようとする神咲。この巻のテーマはその「マリアージュ」。ワインが如何に料理を引き立てるか。それを踏まえた上で、イタリアワインとの対決が近づきます。相変わらず表現がオーバーすぎますが、ワインの知識は確かにふんだんに盛り込まれていて面白い。酒飲まないのにワインに詳しいという、嫌な男になってしまいそうです。