購入本
- 『人間動物園』連城三紀彦(ISBN:4575510440)
2003年『このミス』3位でしたね。文庫化とはいえ連城の新刊買うのって久しぶりだなあ。長編は特に。楽しみ。 - 『卓球Dash! -1-』本田真吾(ISBN:425321021X)
- 『卓球Dash! -2-』本田真吾(ISBN:4253210228)
id:dominoさんの日記で気になって調べてみたら面白そうだったので買ってみた。秋田書店のコミック買うのが久しぶり*1で、この独特の紙質に懐かしさすら感じた。ちなみにタイトルは「ピンポンダッシュ」と読みます。ストーリーとしては絶滅危惧種のヤンキーが女の子と仲良くなりたくて卓球をはじめる、という『スラムダンク』系列の話しなんですが、舞台が茨城県の牛久という設定で、これが遺憾なく(というか執拗に)発揮されていて面白い。主人公が茨城を「いばらぎ」と発音されると怒り狂ったり(正しくは「いばらき」)、名産であるMAXコーヒーを飲むと元気百倍(古いな)になったりという小ネタが利いてる。私はMAXコーヒーが千葉名産だと思ってたけど。『スラダン』でいう流川に相当するキャラ(クールじゃないけど)、女ゴリ、洋平というマンガとしての立ち位置を踏まえたキャラ設定もちゃんとあって、『スラダン』との違いとしてはヒロインが自ら卓球の天才である、という点。元々女子卓球部が強いという設定なので、上級の勝負の面白さと、弱小(男子)卓球部を強くする、という二面性が同時に読めるところが面白い。ヤンキー部分もまだまだこの時点では残ってますが、今後は遊び程度になるんじゃないかな。絵も巧いし、珍しくチャンピオンコミックスでは正面から面白いマンガです。