shaka2007-01-23

土曜に借りてきたCD(というかコピーした曲)の中で、一番のヘビーローテーション木村カエラの『Snowdome』(ASIN:B000KCHXT4)だったりする。初めてラジオで聞いた時、「いい曲だな、誰これ?」と思ったくらい木村カエラの中ではオーソドックスなポップスで、JR SKI SKIのCM曲になったくらいだから、それはもうキャッチー。雪のある風景がすぐに想像できる。でもCMはまだ見たことがない。
この曲に限らず、キャッチーな曲だったり、良い曲(最終的には個人的にだが)の多くは景色、というか詞で語られた風景や場面が思い浮かべやすい。そうなるとある種の妄想族である私なんかは勝手に場面の前後とかまで想像しちゃって涙しちゃったりなんかする(痛いオヤジ)。
こうしたイメージを喚起しやすい音楽ってのは当然言葉の選択もあるんだけど、実際はメロディも影響を与えてるんじゃないかと思う。だけど、どんなメロディがどういう風に影響を与えるのか、というのはまったく説明できないのであくまでも印象論。
小説においても、ヴィジュアライズしやすい小説、というか文体というのがやはりある。私の中では井上夢人がその筆頭。そういう技術がなかったらとてもじゃないけど『オルファクトグラム』とか『ダレカガナカニイル…』とか岡嶋二人時代の『クラインの壺』なんかは書けなかったと思う。ただのわけわからん話で終わっちゃうよな。ただ、この場合も言葉の選択だけじゃなく、文体によるリズムが要因のひとつだと思うんだけど、それも説明できないんだよなあ。オチなし。