気になる本

  • 『<新釈>走れメロス森見登美彦 【bk1】
    いやー、これは買いでしょ。日本の古典名作がモリミーの手によって現代の京都を舞台に蘇る。ある意味ではかつての日本文学はうじうじした男たちの文学でもあったわけで、それを現代のうじうじ(決して馬鹿にしてはおりません。むしろ敬称)モリミーが本歌取りするわけですから楽しみなことこの上ない。表題作である太宰治の『走れメロス』の他に、芥川龍之介『藪の中』、中島敦山月記』、森鴎外『百物語』、坂口安吾桜の森の満開の下』を元にした5編を収録。短編ちゅう縛りがあるから仕方がないけど個人的にはモリミー版『舞姫』とかはとんでもないことになりそうで読んでみたい。

新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇