購入本

• 『アキバ署！ -1-』瀬尾浩史（ISBN:4063143910）
  気になっていたまま買わずにいたのですが、結局買ってしまいました。警視庁西神田署、通称アキバ署。ここに、技官のキャリアである久遠あまねが配属され、ハイテク特捜部隊が結成される。といっても相棒のアナログ刑事・伊武との二人だけ。早速、盗撮された写真で勝手にホームページを作られているという女子高生の訴えに対応する。
  これはなかなか面白かった。買ってみて正解。ハイテク捜査、といいつつも結局それを使っているのは人間ということで、両面がキチンと描かれているのがよかった。まあ、アフタヌーンという掲載誌のせいもあるのかもしれないけど、IT面での専門用語にほとんど注釈もなく、それを説明するようなコマの流れもないのは少々気になるが、逆にそれらはスルーしても面白く読めるということだ。4話目はハイテクの話ではなく、アキバらしいメイド詐欺の話とかだし。
  やはり１話目が印象に残るんだが、こういう問題に晒されてる女性というのは意外に多い気がする。ただし、本人が気づいていない場合が大半だろうけど。この話の彼女の場合、知ってしまったことが一番辛かっただろうな。ただまあ、男は選べっつー話ですよ。