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  • 武装錬金 -10-』和月伸宏 【bk1】
    最終巻。まあ私にとっては前巻で終わっていたので(深川さんに指摘されるまで続いていることに気づかなかったし)蛇足以外の何物でもない巻なのだが、果たしてやはり蛇足であった。まあ、今時の少年マンガとしては珍しいくらいの大団円でしたね。『るろうに剣心』で描かれていた「善と悪」の葛藤とかはどこかに吹き飛んでしまってただのお気楽マンガになってしまっていた。作画的にはグロイ描写とかもしてたのに、ストーリーが平版というバランスの悪いまま終わってしまったというかそれが原因で打ち切られた、という印象ですな。10巻かあ。正直3巻分くらいしか内容がないと思う。ただまあ、武装錬金というギミックとキャラ設定自体は色々やれそうで、それが二次的な使い方で人気があるのはわかりますね。まあ「戦う」こと以外になにかがないとやはり今のジャンプで生き抜くのは難しいでしょう。ページ合わせに読み切りと後日談が掲載されています。まあ、どちらもそんなに。思うに和月椎名高志の方向で進んでいる気がしますが、本家椎名高志がそうであったように、今はスランプの時期なんじゃないかなあ。椎名同様復活してくれることを祈る。

武装錬金 10 (ジャンプコミックス)

武装錬金 10 (ジャンプコミックス)