検索のフシギ

Amazonでは「よしながふみ」を検索すると『フラワー・オブ・ライフ』も『大奥』も出て来ないので、「おかしいなあ」と思って「よしなが ふみ」で検索したら出てきた。これって不便じゃね?。普通著者名は苗字と名前でスペースとか必要としてないのに。というわけで他の平仮名の作家はどうなのだろうと思って調べてみた。「はらたいら」は出てくる結果が微妙に変わる。「ゆうきまさみ」ではスペースがないと『パトレイバー』しか検索できない。「かんべむさし」はスペースがないと正しく結果が出ない(冊数0)。「すぎやまこういち」も同じく。ただし、「さそうあきら」の場合はほぼ目的に合致した結果が出てくる。
ということはAmazonは姓と名を別データとして入力し、インデックス作成の段階で平仮名の結合を行っていないということだな。「さそうあきら」に関してはどうなっているのかわからんが。ちなみに「ヒキタクニオ」は微妙に結果が違うが、逆にスペースがない方が多く結果が表示されるのでカタカナの結合は行われているということだ(まあ海外の作家とかは皆カタカナだから当然なのだが)。
この辺の仕様はデータベース屋としてわからんことはないのだが、やはり不便というか問題だと思う。インデックス作成の段階で苗字と名前を結合したインデックスを別作成するとか対処した方がいいと思う。まあ全部そうしちゃうとインデックスが重くなるし、かといって平仮名の作者名だけ、というのはシステム的にどう組み込むのか考えると面倒だけど(仕様としては楽だが入力側としては実践しにくいだろう)。
ちなみにbk1ではどちらでもほぼ問題ない結果が出てくる。かつては姓と名を分けて入力すると検索されない、というようなこともあったが今ではテーブル構造か項目形式を変更したのだろうか。Amazonbk1のデータベース構造の違いは結構気になるかも。教えて中の人。