『太陽の黙示録 -15-』かわぐちかいじ 【bk1】

菫藤一派を一掃したノースエリアに中国から新たな人物が送られてくる。彼は孫市の父と兄に恩義を受け、再び孫市と手を組みノースエリアと中国を組ませ、世界経済への影響力を持とうと画策する。一方、ノースエリアの復興委員の一人として選ばれた舷一郎は、孤独な戦いを強いられる。
強大な権力を持ってしまった人間達は人が変われど国民を「モノ」として扱うことに代わりがなく、そういう理不尽な部分は相変わらずかわぐちかいじらしい。この作品が「三国志」を下地にとって入る以上、これからも入れ替わり立ち代り多くの人物が絡んでくることは間違いないと思うのだが、似たような繰り返しになるので、なんというかこう政治シミュレーションとしての面白さがあまりなくなってきたかも。やはり孔明がいないせいなのか。

太陽の黙示録 15 (ビッグコミックス)

太陽の黙示録 15 (ビッグコミックス)