『＜新釈＞走れメロス』森見登美彦 【bk1】いやー、これは買いでしょ。日本の古典名作がモリミーの手によって現代の京都を舞台に蘇る。ある意味ではかつての日本文学はうじうじした男たちの文学でもあったわけで、それを現代のうじうじ（決して馬鹿にしては…

『ウーマンウォッチング』デズモンド・モリス 【bk1】決してエロ目的ではなく、学術的にですね、女体の神秘というものをですね、なんというか学問してみたいと思いまして。いやまあ、そういう下心的見地からこういうのを読んでみたら面白いのではないかと。…

『二人道成寺』近藤史恵 【bk1】気になるっつーか買うんですが、2、3日書店に寄る暇なさそうなんで忘れないように。 二人道成寺 (文春文庫)作者: 近藤史恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/03/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含む…

本、というか岩崎書店から出ている「現代ミステリー短編集」というシリーズは案外気になるよね。 ラインナップが赤川次郎、阿刀田高、有栖川有栖、泡坂妻夫、仁木悦子、都筑道夫、松本清張、光原百合、森博嗣、森村誠一。その中で本日配本が森博嗣と森村誠一…

『少年検閲官』北山猛邦 【bk1】 少年検閲官 (ミステリ・フロンティア)作者: 北山猛邦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/01/30メディア: 単行本（ソフトカバー）購入: 2人 クリック: 105回この商品を含むブログ (128件) を見る

『ブレイクスルー・トライアル』伊園旬 【bk1】 ブレイクスルー・トライアル ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~作者: 伊園旬出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/01/11メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (31件) を見る

『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』桜庭一樹 【bk1】なんと単行本化。この表紙だったら問題なく買えたなあ。加筆訂正等はないのかな。しかしそうか、「青春暗黒小説」というジャンルだったのか。 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet作者: …

『團十郎切腹事件 中村雅楽探偵全集1』戸板康二／日下三蔵編 【bk1】尊敬する知人お二人がかねてから「出したい」といっていた宿願の一冊が遂に刊行。これはもう読むしかない。こうして自分の想いが形となって結実するというのは素晴らしいことだと思います…

『夜は短し歩けよ乙女』森見登志彦 【bk1】なんだろうこの既視感は。と多くの人が感じるであろう青春の煩悶。本の中のバーチャルリアリティ。だからこそ、この結末は手に入らない。脳内中央議会万歳。外堀最高。この本の主人公に対する女性読者の温度を知り…

『片眼の猿』道尾秀介 【bk1】またまたトリッキーな感じの作品。道尾秀介の書く私立探偵もの、というのがどういうものなのかも気になるところ。ちょっと表紙がディーヴァーっぽいですな（そんなことはない？）。 片眼の猿 One‐eyed monkeys作者: 道尾秀介出…

『殺してやる 止められない本能』デヴィッド・M・バス 【bk1】「人間の進化の歴史の中で、殺人は生き残り戦略として有効だったのだ」という大胆な仮説を元に、進化心理学の視点から殺人のメカニズムを解明しようとした、本らしいのだが、トンデモな臭いがプ…

『編集者という病』見城徹 【bk1】いわずと知れた幻冬舎社長である見城徹が編集者について語った本。これは読んでおくべきか。 編集者という病い作者: 見城徹出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2007/02/21メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 37回この商品…

『フィシュストーリー』伊坂幸太郎 【bk1】あまりにも伊坂らしくて吹き出しそうになった。特に表題作は伊坂以外の何者でもない。この人の美意識のヘンテコさが面白さの源泉なのだろうなあ（注：センスが悪いという意味ではありません）。 フィッシュストーリ…

『本格ミステリーワールド2007』島田荘司監修 【bk1】これまた御大に相応しいねちっこい面子での自作解説や対談集。最近南雲堂が元気だなあ。 本格ミステリー・ワールド〈2007〉作者: 島田荘司出版社/メーカー: 南雲堂発売日: 2007/02/01メディア: 単行本こ…

『チーム・バチスタの栄光』海堂尊 【bk1】なんじゃこの面白さは。各所で絶賛だったのも頷ける。こりゃ面白いわ。 チーム・バチスタの栄光作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/02/04メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 152回この商品を含むブ…

『最強！の雑学本 200連発 すべてはここから始まった篇』博学こだわり倶楽部 【bk1】相変わらずこの手の本に弱い私がいる。 最強!の雑学本200連発 すべてはここから始まった・篇 (KAWADE夢文庫)作者: 博学こだわり倶楽部出版社/メーカー: 河出書房新社発売日…

『Tomorrow -1-』ジョン・マーズデン 【bk1】 『Tomorrow -2-』ジョン・マーズデン 【bk1】オーストラリアではハリポタを超える売上を誇るというティーン向けノベルらしい。キャンプから帰ってきた7人の高校生が見たものは何者かに占拠されたわが町。町を救…

『たぶん最後の御挨拶』東野圭吾 【bk1】ファンとしてはめっさ楽しめた。付箋貼りまくり。今更ながら東野圭吾ファンでよかったと改めて思った。 たぶん最後の御挨拶作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/01/31メディア: 単行本 クリック: 11…

『薄灰色に汚れた罪』ジョン・D・マクドナルド 【bk1】トラヴィス・マッギーシリーズの9作目にあたる作品がなぜか今邦訳。40年前の作品なのか。長崎出版がいつのまにか「海外ミステリGem Collection」なるものを出していたのね。 薄灰色に汚れた罪 (海外ミス…

『ヒューマン・ファクター』グレアム・グリーン 【bk1】正直重かった。読み終わるのに一週間以上かかった。 ヒューマン・ファクター―グレアム・グリーン・セレクション (ハヤカワepi文庫)作者: グレアムグリーン,Graham Greene,加賀山卓朗出版社/メーカー: …

『駆け込み、セーフ？』酒井順子 【bk1】「負け犬」という言葉を生み出した酒井順子の30代最後のエッセイ・コラム集。酒井順子にも「負け犬」にもそんなに興味はなかったんだけど、なんとなく最近30代女子の生態に興味が湧いてきた。 駆け込み、セーフ?作者:…

http://www.kawade.co.jp/np/event.html#0086491834 があるらしいですよ。こういう場に出るのは初めてということで、大変な盛り上がりが予想されますね。私のようなミーハーが集まりそう ＜行くのか。いや、まだ決めてませんけど。

『ブラック・ウォーター』T・ジェファーソン・パーカー 【bk1】『サイレント・ジョー』がなかなかよかったパーカーの作品。さてどうするか。 ブラック・ウォーター (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: T.ジェファーソンパーカー,T.Jefferson Parker,横山啓明出版…

『Dojo』永瀬隼介 【bk1】リストラされた社員が空手道場預かることになったのだけれど、やってくる入門者は変わった人間ばかり、というある種の定型なんだけど、それだけにハズレてはなさそうで読んでみたい。 Dojo─道場 (文春文庫)作者: 永瀬隼介出版社/メ…

『たぶん最後のご挨拶』東野圭吾 【bk1】かつて東野圭吾のオフィシャルサイトがあったことをご記憶の方も多いだろうが、そこで連載（？）されていた東野圭吾の自伝をおそらくは修正して掲載していると思われる。まあ、あのサイトの内容は大変面白かった（少…

『名探偵たちのユートピア』石上三登志 【bk1】この手の薀蓄本というか無駄に力の入った探究本は好きなんだよなあ。さすがに値段はちと高いが。で、立ち読みしてきたけど、古典の名作に関してはネタバレ必須の本で、しかも著者の語りが多くて資料本という感…

『狼花 新宿鮫9』大沢在昌 【bk1】まさかこんな展開になるとは…。 狼花 新宿鮫IX (新宿鮫 (9))作者: 大沢在昌出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/21メディア: 単行本 クリック: 52回この商品を含むブログ (74件) を見る

『レジェンド・オブ・ヤマタイカ -2-』星野之宣 【bk1】あの名作『ヤマタイカ』の復刻版の第2巻。高いんだけどやっぱ欲しいなあ。 レジェンド オブ ヤマタイカ 第2巻作者: 星野之宣出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/01/26メディア: 単行本（ソフトカバー…

『おおきく振りかぶって -7-』ひぐちアサ 【bk1】優勝候補の桐青相手に6回まで同点に抑えてきた三橋。しかし、ここにきて疲れが見え始め、桐青のカーブ狙いに遂に7回に逆転されてしまう。なんとかその後再び同点に追いつき雨天コールドは凌いだが、再びピン…

『グイン・サーガ -1-』栗本薫／沢田一 【bk1】ええっ！『グイン』が今更マンガ化されてたの？！ビックリ。いったいどこまで描くのか、それが知りたい。 グイン・サーガ 1―早川書房刊「グイン・サーガ」シリーズより (CR COMICS)作者: 栗本薫,沢田一出版社/…